・浄化槽には、トイレの排水のみを処理する単独処理浄化槽(みなし浄化槽)と
生活排水すべてを処理する合併浄化槽があります。
・浄化槽の使用には、浄化槽法に定められている通り、以下の維持管理事項が求められます。
Ⅰ.保守点検
浄化槽の処理方式により.年間の点検回数等が定められており、弊社のような県の許可業者に委託してください。
Ⅱ.浄化槽清掃
溜まった汚泥を引き抜き、槽内を洗浄します。適切に清掃を行いませんと、浄化槽の機能や
ご使用に不具合が起こることもあります。年に1回以上(全バッキ方式は6カ月に1回以上)
の清掃が義務付けられており、市町村の許可業者が行えます。
Ⅲ.法定検査
設置後に行う7条検査と、毎年1回行う11条検査があります。
浄化槽が適正に設置され、且つ機能が十分に発揮され、所定の放流水質が維持されているか
どうかを確認するもので、県の指定検査機関が行います。
Q.浄化槽の維持管理は、なぜ必要なのですか?
A.浄化槽は微生物の働きを使用して汚水をきれいにするため、適正な維持管理を怠ると
浄化槽の機能が低下し、スカム(汚物)の流出、悪臭などが発生して水質汚濁の原因となり
ます。また、浄化槽からの放流水は、保守点検の際に消毒を行う(消毒剤を補充する)こと
で、適切な処理水として、河川に排出されます。
Q.浄化槽から臭いや異音がするのですが?
A.臭気の原因は概ね以下の通りです。
1 エアーを送り込むブロワーの異常・エアー量の不足による浄化槽の機能低下
2 浄化槽の清掃不足
3 洗剤の多量使用や投薬使用(糖尿病や心臓病などのお薬等)のため
※浄化槽は汚水処理施設のため、常に微量の臭気が発生しておりますので、気になる方はご相談ください。
B.音や振動の原因は概ね以下の通りです。
1 ブロワー本体の異常、もしくは設置場所・設置状況による振動
2 浄化槽内の汚水返送・移送による水落音
3 浄化槽本体や配管からのエアー漏れ
Q.トイレやお風呂の掃除で、漂白剤やカビ取り剤を使用したいのですが?
A.浄化槽は微生物の働きにより汚水を浄化しているため、大量に使用しますと浄化槽の機能が低下します。
やむを得ず使用する際は、適量の使用に努め、多めの水で洗い流してください。
Q.トイレが詰まりやすいのですが?
A.トイレ・シンク・風呂場の詰りの原因は、概ね以下の通りです。
1 トイレットペーパーの大量使用、トイレットペーパー以外の異物(紙おむつ・生理用品・たばこ等)や流せるお掃除シートの大量使用。
※高圧洗浄機での配管清掃や便器の脱着による異物の取り出しが必要な場合もあります。
2 浄化槽内での汚泥の堆積や夾雑による流入不良。
※汚泥引抜時期を早める必要があると思われます。
※台所でディスポーザーを使用する場合は、ディスポーザー対応型浄化槽の設置をお願いします。
3 油脂汚れや髪の毛・洗剤が配管内で固まり、汚水の通路を狭めている。
※定期的な高圧洗浄機での配管清掃をおすすめします。
Q.浄化槽やその周辺、トイレに虫が発生するのですが?
A.浄化槽は、チョウバエやチカイエカの生息に適しているため、ほとんどの浄化槽で発生します。
通常は春先から秋口にかけて発生が顕著ですが、合併浄化槽の場合、年中水温が高めのため、冬場でも発生する場合もあります。
※浄化槽用の吊り下げ式殺虫剤をおすすめします。
※コバエやウジ虫が発生する場合は、弊社へご相談ください。
浄化槽の害虫駆除の決定版。
吊り下げるだけで害虫を駆除できます。
対象害虫は、ハエ、蚊、ゴキブリ。
取り付けは、弊社担当が行いますので、お手間はとらせません。
わずかな隙間にも行き渡り隠れた害虫にも効きめを発揮します。
優れた殺虫力で食品工場、店舗、工場、文化財の保管にも使用されています。
Q&A
(1)吊り下げて使う「虫よけ」と「パナプレート」ってどう違うの?
パナプレートは、虫を殺す殺虫です。
虫コナーズに代表される「虫よけ」関連グッズは虫よけです。
「虫よけ」関連グッズは、どこでも入手可能で、
使用されている薬剤は、(ピレスロイド系)の薬剤で、他には蚊取り線香に使われています。
(2)人体に、影響は、ありますか?
パナプレートは、薬剤師が対面で販売する第一類医薬品です。
薬剤は、(ジクロルボス)で有機リン化合物系で、長時間パナプレートのある所に留まると、
頭痛めまいが起こることがありますから注意が必要です。
虫よけ関連グッズに、使用されている薬剤は、(ピレスロイド系)の薬剤で、
他には蚊取り線香に使われています。
パナプレートの購入はこちら